南島原市議会 > 2007-12-21 >
12月21日-06号

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  1. 南島原市議会 2007-12-21
    12月21日-06号


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    平成19年 12月 定例会(第4回)第6日 12月21日(金曜日)出席議員(28名)        1番  吉田幸一郎君   16番  高木和惠君        2番  隈部和久君    17番  松本政博君        3番  白髭貞俊君    18番  隈部政博君        4番  林田久富君    19番  吉岡 巖君        5番  岩永和昭君    20番  浦田 正君        6番  松永忠次君    21番  山本芳文君        7番  小嶋光明君    22番  草柳寛衛君        8番  黒岩英雄君    23番  梶原重利君        9番  井上末喜君    24番  柴田恭成君        10番  渡邉昇治君    25番  宮崎義彰君        11番  中村一三君    27番  桑原幸治君        12番  本田龍一君    28番  渡部清親君        13番  中村久幸君    29番  川田典秀君        14番  平石和則君    30番  日向義忠君欠席議員(2名)        15番  下田利春君    26番  立石敏彦君説明のため出席した者の職氏名 市長         松島世佳君    副市長        元山芳晴君 副市長        岩本公明君    教育長        菅 弘賢君 総務部長       林田和男君    深江総合支所長    永石輝邦君 企画振興部長     山口重利君    布津総合支所長    平川忠昭君 市民生活部長     山平 進君    有家総合支所長    石橋忠利君 福祉保健部長     林田謙一君    西有家総合支所長   山崎幸成君 農林水産部長     田口敏之君    北有馬総合支所長   川島進一君 建設部長       日向勇次君    南有馬総合支所長   七條和久君 水道部長       松尾政光君    口之津総合支所長   本多二郎君 会計管理者      橋本文典君    加津佐総合支所長   森川重利君 教育次長       井口敬次君    衛生局長       蒲川久壽君 農業委員会事務局長  藤田信一郎君   行革担当理事     貞方 学君 監査委員事務局長   吉田 猛君    総務部理事兼財政課長 黒崎 勇君議会事務局出席者 局長         中村博史君 書記         吉岡和紀君 書記         寺山英代君第4回定例会議事日程 第6号 平成19年12月21日(金)午前10時開議 (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第1 議案第83号 指定管理者の指定について(南島原市立北有馬田平保育所)日程第2 議案第69号 南島原市企業等設置奨励条例の全部を改正する条例について日程第3 議案第70号 南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第71号 南島原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第72号 南島原市税条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第73号 南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第74号 南島原市営住宅管理条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第75号 南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第76号 長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の一部を変更する規約について日程第10 議案第77号 長崎県市町村土地開発公社の解散について日程第11 議案第78号 南島原市総合計画基本構想の策定について日程第12 議案第79号 指定管理者の指定について(南島原市深江ふれあいの家)日程第13 議案第80号 指定管理者の指定について(南島原市加津佐総合福祉センター)日程第14 議案第81号 指定管理者の指定について           (南島原市布津デイサービスセンター外2施設)日程第15 議案第82号 指定管理者の指定について           (南島原市有家老人福祉センター外3施設)日程第16 議案第84号 指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)日程第17 議案第85号 指定管理者の指定について           (南島原市加津佐B&G海洋センター外4施設)日程第18 議案第86号 土地改良事業施行に伴う字の区域変更について           (坂下地区・1工区)日程第19 議案第87号 土地改良事業施行に伴う字の区域変更について           (坂下地区・2工区)日程第20 議案第88号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について           (県施設分)日程第21 議案第89号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について           (市施設分)日程第22 議案第90号 損害賠償の額の決定について日程第23 議案第91号 財産の取得について(小学校パソコン一式)日程第24 議案第92号 財産の取得について(中学校パソコン一式)日程第25 議案第93号 平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)日程第26 議案第94号 平成19年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)日程第27 議案第95号 平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)日程第28 議案第96号 平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第2号)日程第29 議案第97号 公有水面埋立免許出願に係る意見について日程第30 議案第98号 深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更について日程第31 議案第99号 布津漁港海岸保全工事請負契約の変更について日程第32 議案第100号 くちのつ水処理センター増設工事(2期土木)請負契約の締結について日程第33 認定第2号 平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について日程第34 認定第3号 平成18年度南島原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第35 認定第4号 平成18年度南島原市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第36 認定第5号 平成18年度南島原市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第37 認定第6号 平成18年度南島原市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第38 認定第7号 平成18年度南島原市宅地開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について (上程、説明、質疑、討論、採決)日程第39 発議第15号 道路特定財源確保に関する意見書の提出について日程第40       閉会中における委員会の所管事務・調査に関する申出について     午前10時00分 開議 ○議長(日向義忠君)  ただいまの出席議員数は28名であります。 下田利春議員立石敏彦議員より欠席の届けがあっております。 地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手元に配布のとおりであります。 日程第1、議案第83号「指定管理者の指定について(南島原市立北有馬田平保育所)」を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により渡邉昇治議員の退場を求めます。   (渡邉昇治議員 退場) ○議長(日向義忠君)  厚生常任委員会の審査結果の報告を求めます。桑原幸治副委員長。 ◆厚生常任副委員長(桑原幸治君) (登壇) 皆さん、おはようございます。厚生常任委員会副委員長の桑原です。 議案第83号「指定管理者の指定について(南島原市立北有馬田平保育所)」の厚生委員会における審査結果を報告いたします。 この議案は、北有馬町田平保育所の管理運営等の業務を社会福祉法人切福祉会理事長、渡邉八十治氏に行わせるため、指定管理者に選任することについて議会の承認を求められたものでございます。 地方自治法第117条の規定により、審議の公正公平を期するため、議長及び議員並びにその親族と利害関係がある議案の場合には、その議員は議案審議に参加できないことになっておりますので、今回は渡邉昇治委員長に退席を願い、副委員長である私が委員長に代わり議事を進めさせていただきました。 では、厚生委員会の審査結果についてご報告を申し上げます。 指定管理者の選定については、公募により広く希望者を募り、応募者の中から指定管理者選定委員会で選定することになっております。今回は応募が新切福祉会の1施設のみであったため、この施設を対象として選定委員会で慎重審議の結果、指定管理者に選定することに決定されたと説明を受けました。 また、指定管理施設維持管理費の負担割合等については、他の福祉施設と同じである旨、説明を受けました。 厚生委員会での審査の状況でございますが、各委員からは特に質疑、討論もなく、議案第83号は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  これより質疑を行います。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 ただいま、副委員長さんが委員長に代わって議事進行をされたと思うんですけれども、その中で全然質疑がなかったというただいまの報告でしたが、私は、このことについては、本会議場で委員会付託になりますので、92条と92条の2に対して、その辺のところの審議をお願いしますと、言っておったんですけれども、それが全然なされていなかったということでよろしいんでしょうか。副委員長にお尋ねします。 ○議長(日向義忠君)  27番、桑原副委員長。 ◆厚生常任副委員長(桑原幸治君)  特に質疑はありませんでした。ただ、本会議におきまして、その辺のところは答弁があったんではないかというふうに思っておりますが、必要ならば事務方の方から答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  その点については、本会議で質疑の時に答弁が終わっておりますので。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  この指定管理の審査に対しては、前回は今回と違って渡邉委員長が審査に加わられて、審査の結果が出されております。今回は退席されて、副委員長が議事の進行をされたということで、一つよかったなということを今思いますが。 私は92条には、渡邉議員がそこの指定された先の園長でもありますので…… ○議長(日向義忠君)  質疑をお願いします。 ◆16番(高木和惠君)  質疑です。質疑は、それは全然されないんですか。本人さんが常勤だったかというのは、全然聞いてないんですけども、本会議場では。そして、福祉法に対しては、福祉部長から説明がありましたが、その福祉法の説明の後に、この新切福祉会の園長さんはここ10年ですか、その北有馬の田平保育園をずっと委託されてずっとこられたと。ここを、2年目なんですけれども、指定管理としてされるということで、そういうことですので、法律にも福祉法にもかからないということで…… ○議長(日向義忠君)  16番、高木議員、これは地方自治法にマッチしておりますので…… ◆16番(高木和惠君)  いや、だからですよ、そういう法律に、福祉法には触れないということで、これまでもされておりますので、よろしくお願いしますという、その福祉部長のそういうのが公務員法の地位利用かな、そういう審査の中に盛られるということで、そういう何か福祉法にも値しないので、ずっとこられていますのでというお願いをされたんですけれども、そういうのが何か誘導的なことに私は思ったんですけれども、福祉部長にその辺のところはお尋ねできないんでしょうか。(「議事進行」という声あり) ○議長(日向義忠君)  これは高木議員、地方自治法に違反していないということで、全員がしたので……。前回の審議でも、本人は除斥しておられますので、勘違いです、あなたの。 ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。これで質疑を終わります。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 私は、前回のその指定管理ですかね、一番最初の指定管理の時の審査に対して、ちょっと不適切だと思ったものですから、今回指摘をしておりました、本会議場で。そしたら、今回の審議は委員長と副委員長が交代されて、そこにはなかったと。委員長は、この審査には加わらなかったということが一つの進展であったということで、これは私もありがとうございますと、お礼を言いたいと思います。 ただ、本会議場で私が福祉法は、説明は分かります。福祉法の説明は分かるんですけれども、その選考委員会の中の審査員の中に福祉部長がおりながら、そういうずっと、これまで渡邉議員がそこの園長を務めておられる、それをこのままの状態でよろしくお願いしますというのは、ちょっと私は公務員の地位利用というように認識いたしました。 そのことと、ただ本人が兼職の禁止というのに対しては、本人さんが常勤なのか非常勤なのかというのが、私は確認をお願いしますと、本会議で言ったんですが、その質疑がなかったということですね。 それと、今度はこの18年の予算が19年には増額しておったということも、私は本会議場で話をしていたんですが、その辺のところの審査もなかったということですので、私は納得ができないので、今回は、私は反対討論ということで、反対いたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  私は、議案第83号に賛成の立場で討論をいたします。 この議案第83号の指定管理者の指定につきましては、旧町時代から当施設に委託をいたしております。また、今回も副委員長報告どおりありましたとおり、公募した結果1施設ということでもありますので、私はこの議案第83号に賛成といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕
    ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第83号を採決します。厚生副委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。副委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第83号は原案のとおり可決することに決定しました。 渡邉昇治議員の入場を認めます。   (渡邉昇治議員 入場) ○議長(日向義忠君)  日程第2、議案第69号「南島原市企業等設置奨励条例の全部を改正する条例について」から日程第38、認定第7号「平成18年度南島原市宅地開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について」まで、以上37件を一括議題といたします。 各委員長より、審査結果の報告を求めます。 初めに、柴田恭成決算審査特別委員長。 ◆決算審査特別委員長柴田恭成君) (登壇) 皆さん、おはようございます。ただいまから決算審査特別委員会委員長報告をいたします。 去る12月11日の本会議において付託されました認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」審査の経過及び結果を報告いたします。 この件につきましては、12月11日全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、12月14日と17日に委員会を開催し、十分な審査が行われましたので、詳細な説明を省略し、概要についてご説明いたします。 審査にあたっては、決算書の内容、財源の収入状況、あるいは審査の過程の中で求めた関係資料をもとに、事業の趣旨、内容、財源の収入状況、滞納額と不納欠損額の内容等の説明を受け、慎重審査を行なったところであります。 平成18年度の一般会計については、歳入決算額271億1,064万4,000円に対し、歳出決算額265億5,319万円で、差し引いた形式収支額は5億5,745万4,000円であります。このうち翌年度へ繰り越す事業の財源として既に使い道が決まっている歳入は1億5,471万8,000円あるので、実質収支額は4億273万6,000円の黒字決算となっております。この額は、既に平成19年度の歳入予算に繰越金として計上され、19年度の歳出の財源に充てられております。 この実質収支の度合いを他団体と比較するために用いる指標が実質収支比率で、本市の場合は2.4%。一般に、この指標は3%から5%程度の黒字が適正水準とされ、本市の場合、それより若干低い結果となっております。 しかしながら、平成17年度の実質収支比率が市町村合併に伴う打ち切り決算の影響もあって、7.6%と高くならざるを得なかったことに比べれば、平成18年度はかなり正常化に近づいてきているものと思われます。 まず、歳入でございますが、地方交付税については前年比13億8,129万3,000円増の131億7,971万円と歳入全体の半数近く、パーセントで申しますと48.6%を占めており、今後も厳しい財政運営が予想されます。 市税や使用料、手数料、財産収入等の自主財源の確保に努め、特に市税をはじめとして徴収すべき収入未済額については、その解消に向け関係部局間の連携を図りながら、積極的、効率的に取り組まれることを望みます。 財政構造を示す指標については、財政力を評価する財政力指数0.268でございます。財政運営の弾力性を示す経常収支比率は92.0%で、類似団体の88.6%と比較して3.4%も高くなっております。一般的には、この経常収支比率は70%以下が望ましく、本市の場合、依然として危険な状態にあると言えます。 地方債の元利償還である公債費は、地方自治体の最大の義務的経費の一つで、この公債費の財政負担の状況を表す公債費比率は、本市は16.8%で、一般的に10%未満が適当と言われておりますので、本市の場合は高い比率になっております。また、起債制限比率は11.5%、実質公債費比率は14.0%となっており、財政状況は依然として厳しい状態が続いております。 市の借金となる地方債残高は10億1,132万3,000円の繰上償還を実施したので、昨年度に比べ25億7,715万8,000円、対前年比6.7%減の360億9,084万4,000円となっております。 今後も各種事業の進捗に伴い、歳出も増えると考えますが、現状をよく認識し、健全で効率的な財政運営を望むものであります。 このような現状を踏まえ、職員一人ひとりが現下の一段と厳しい財政状況を認識するとともに、歳入歳出の両面からの行財政改革を行い、さらなる行政コストの見直しを行うなど、積極的な行財政改革の推進を望みます。 また、審査におきましては、各委員から多くの質疑、意見等が出されましたので、その主なものをご報告いたします。 まず、歳入についての質疑として、合併に伴う財政支援は幾らぐらいになるのかという質疑に対して、県からの補助金1億4,516万8,000円は調定額全額入っている。また、国庫については、調定額4億1,400万円のうち4,539万8,000円入り、3億6,860万2,000円は繰り越しているという答弁でございました。 次、歳出についてでございます。 市長交際費について非常に節約されている。この中に政治家への、例えば大臣への就任祝いは含まれていないのかとの質疑に対し、久間防衛庁長官の就任があり、その分について祝賀会等に2万円の支出をしている。以後は、19年2月1日で例規等を改正しており、そういうものに交際費は支出しないものと内規の規定に謳っているという答弁がありました。 次に、公債費について2億4,000万円の公債費の抑制ができたということの説明と公債費元金が49億5,500万円、利子が6億9,100万円。この利子が非常に借金に対して少ないようだが、その説明と元金の10億1,050万円を積み増し後、追加をして支払いをしている。これはどういうものを返済されたのかという質疑に対し、10億円をもし繰上償還しなかったら、19年度に払わなければいけなかった10億円に係わる利子等は2億4,000万円ということで、確かに18年度に10億円必要だが、そうすることにより19年度は2億4,000万円の利子抑制効果がある。当然20年、21年と額は少しずつ減っていくが、それぞれ払わなくてよい利子がある。また、10億は全額銀行資金を返済している。18年度までは国の公的資金は保証金を払わないと繰上償還をさせないという制度だったので、18年度までは全部繰上償還は民間資金しかなかった。その民間資金を全額返している。また、高利の地方債として残っているのは全部、国の公債資金のみという説明でございました。また、銀行資金は一番高いもので3%、今度10億円返したのはすべて3%以下の利子の分を返済したという答弁でございました。 公債費2億4,000万円の抑制効果はすべて利子かとの質疑に対し、2億4,000万円は繰上償還することにより、19年度に払わなければいけなかった元金と利子で合計2億4,000万円ということというご答弁でございました。 次に、企画振興部関係でございますが、総合計画作成支援業務委託料とはどういうものかとの質疑に対し、シンクながさきに委託しており、18年度の内容は市民アンケート調査計画書作成支援、市の概要の整備、人口推計骨子作成等という説明でございました。 次に、国民生活金融公庫資金利子補給補助金66万3,488円、これにつきましてその内容はとの質疑に対し、これは深江町の商工会に助成したもので、64件、元金は4億9,610万円で、その利子補給分という答弁でございました。 次に、観光協会の補助金の内訳はという質疑に対し、加津佐の観光協会に140万円、原城観光協会120万円、現代彫刻プロジェクトに620万円、原城一揆まつりに1,200万円、北有馬観光協会17万円という答弁でございました。 また、情報管理関係の機器の価格設定についての研究及び努力はされているのかという質疑に対し、見積もりは取ってしている。グレードを落としてきたら単価的には安くなってしまう。そこら辺は配慮しているという答弁でございました。 次に、福祉保健部関係でございます。 生活保護の世帯数は、全体の何パーセントになるのか。また、受給にあたって引き締めているということはないのか。生活保護費の市の負担は交付税に算入されるのかという質疑に対し、人口比0.792%、法にのっとってやっている。また、引き締めはやっていない。市の負担は交付税対象となっているとの答弁でございました。 次に、農林水産部関係でございます。 まず、歳入についての質疑でございますが、農林水産業県補助金収入未済額の説明をという質疑に対して、繰り越し分工事費についての分であるという答弁でございました。 次に、歳出についてでございますが、農林漁業償還金補助金の説明をという質疑に対し、地元財源基金の確保として、地元の代表者が農林漁業資金借り入れを立て替えているのを市が負担するもので、利子は3.5%という説明でございました。 次に、補助事業等で補償問題になるような工期の遅れはなかったかという質疑に対し、深江で1件あり、内容は工期が3月31日となっていたが、工期内に完了せず、翌年度へ回したという答弁でございました。 次に、県営漁港改修事業負担金の割合はとの質疑に対して、加津佐漁港12.5%、有家漁港25%という説明でございました。 次に、漁港建設費工事請負費約5億1,500万円のうち、市の負担はどれくらいかとの質疑に対し、財源は国県の補助金67.5%、補助残の95%は起債であります。また、この起債は合併特例債で、70%は交付税措置、その残りが自己財源ということで、一般財源は約12.6%となるという答弁でございました。 次に、建設部関係でございます。 歳出について、道路維持費の原材料費において支所の権限はどのようになっているか。また、7月1日機構改革後、それはどうなったのかという質疑に対し、市道の生コンは限度額20万円まで、支所を通じて本所に要望書を提出後、支給また側溝蓋等原材料支給は支所の判断による。維持補修費については、支所権限は100万円という答弁でございました。 次に、道路新設改良費、これは繰越明許費の分でございますが、不用額について説明をという質疑に対し、特に公有財産購入費2,332万1,471円の不用額については、旧町から市へいわゆる17年度から18年度へ繰り越した分だが、計画を立て実施する予定だったが、どうしても用地交渉、これは有家町市道の小川線でございますが、成り立たず計画は中止となり、用地購入代が不用額となったという説明でございました。 次に、工事請負契約について工期に関する問題はなかったかとの質疑に対し、18年度決算については、工期は守られていたという答弁でございました。 次に、教育委員会関係でございます。 歳出の質疑について、教育関係の施設の高額な土地借り上げ料をどう据えているかという質疑に対し、望ましいのは購入だと思うが、今現在、その目処はついていない。 また次に、奨学資金貸付基金繰出金の説明と貸し付けの状況と資金状況についての質疑があり、繰出金のうち積み立てが10万円、預金利息は16万8,000円、総基金額6億4,700万、うち現金残高が1億3,600万、また18年度貸し付け額は882万円。今後も今の基金額で運用可能と考えられるという答弁でございました。 次に、学校管理費需用費の不用額が多いという質疑に対し、小学校25校分、中学校8校分で集計すると、これぐらいの金額になる。財政的に厳しいということで、学校にも極力節約をお願いした結果も表れている。今後、不用額が発生しないよう、適切な予算執行に努めたいという答弁がありました。 次に、教育委員会の予算範囲で不用額をトイレ改修等へ使うような方法は採れないかとの質疑に対し、不用額を流用する場合でも、財政との協議が必要となってくるという答弁でございました。 以上が主な質疑であります。 質疑終了後、討論に入り、まず反対討論として、財政の運営が健全でない。住民の切実な要望を実現しようとするより、借金払いに重点が置かれている。地域福祉基金12億円を預金したまま眠らせている。大いに活用し、福祉の充実を図るべきだ。また、加津佐支所の移転改築予算が強行されたこと。長崎新幹線建設促進期成会負担金、島原天草架橋建設促進期成会負担金を計上し、大型事業推進の立場に立っていること。市長交際費から久間衆議院議員大臣就任祝いが支出されていることなどが反対意見として出され、賛成討論として、合併1年目の厳しい財政状況下にありながら、財政状況が県下でも上位だということで、工夫、努力が認められる。18年度実質収支比率2.4%で、これは正常化は3%から5%、これに近づいている。市税の徴収が2,051万円の増収になっていて、職員の努力が認められるという賛成意見がございました。 反対、賛成討論がありましたので、これで討論を終結し、起立採決の結果、賛成多数により認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」は認定すべきものと決定いたしました。 以上で決算審査特別委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、各常任委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。吉岡巖委員長。 ◆総務常任委員長(吉岡巖君) (登壇) 皆さん、おはようございます。これより総務委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 各案件の審査の過程で出された主な質疑は次のとおりであります。 まず、議案第69号「南島原市企業等設置奨励条例の全部を改正する条例について」でございます。 これは企業誘致の強化を図り、地場産業の増床、拡張等を支援することで、市民の雇用の場を確保するとともに、地域経済の活性化を推進するための条例ですが、主な点は、固定資産税の課税免除及び不均一課税を地方交付税で補填する。不均一課税というのは、過疎地域において製造の事業、ソフトウエア業または旅館業等の用に供する設備を新設し、または増設したもの、合計額が2,700万円を超えるもの等に対して3年度に限り、免除することができるとするものです。税条例にゆだねているので、今までの5年間を3年に改めるものです。 質疑に入り、審議会廃止のデメリットはないのか。市長の独断という懸念はないのかという質疑に対し、企業誘致は迅速性が求められる。また、関連施設の整備、例えば道路、水路などを整備する場合は審議会があるということでございました。 財源はどうなるのか。県とのタイアップの関係はどうなるのかという質問に対し、県にも同じような奨励金があり、本市にあって県にないものがほとんどということで、合わせたところの奨励金となる。財源は全部一般財源であり、県と一体となってやっていくという答弁がございました。 財源は大丈夫なのかという質疑に対し、課税免除は交付税で補填がある。経済効果を試算したが、十分効果があるという答弁でした。 公害等はどうなっているのかとの質疑に対し、設置条例2条で公害発生の恐れがないものと謳っているという答弁がございました。 討論はなく、採決の結果、議案第69号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第70号「南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」でございます。 要保護児童対策地域協議会の設置及び企業等設置審議会の廃止に伴い、一部改正を行うものでございます。 報酬額についての条例改正でありますが、このことに対しては主な質疑はございませんでした。 討論もなく、採決の結果、議案第70号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第71号「南島原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について」でございます。 これは平成19年の人事院勧告に伴い、所要の改正が必要なための一部改正でございます。 質疑に入り、市長をはじめ一般職の給与削減の方向性が出された中で、一方でこうして上げるという根拠がどこにあるのか。民間企業も大いに参考にすべしという部分があると思うが、どう反映していると思われるかという質疑に対し、まず人事院勧告であるということと、国家公務員の給料を準用しているのがほとんどの自治体で、独自の給料表はなかなかできない。昨年度については4.8%引き下げとなっている。今年度は50人規模の民間と比較している。制度を引き継いできており、ようやく8町の給与の調整ができた。給与は給与でしていきながら、別に市長はじめ職員の給与カットなどを実施していく。県同様、勤勉手当は管理職は適用せず、19年度は凍結したという答弁がございました。 討論に移り、住民に対して説明責任が果たせないということで反対討論があり、起立採決の結果、賛成者多数により第71号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第76号「長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の一部を変更する規約について」。 平成20年3月1日から本組合に大村市が加入し、組合の数が増加すること及び学校教育法の一部改正に伴い、所要の改正が必要になったことから、規約の変更をするものでございます。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第76号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第77号「長崎県市町村土地開発公社の解散について」。 昭和49年10月19日に設立されましたが、昨今の市町村の厳しい財政状況、県出資団体の見直し等により、解散することになったものでございます。 質疑に入り、主眼はどこにあるのか。県の出資団体を整理したいのか。市町村の財政が厳しいからなのかとの質疑に対し、県及び関係市町村の判断であろうとの答弁がありました。 討論はなく、採決の結果、議案第77号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第78号「南島原市総合計画基本構想の策定について」でございます。 平成20年度から10年間の南島原市総合計画基本構想を定めるものでございます。本年度末の策定完了を目指して作業を進めている。今後は基本構想のもとでの各分野における主要施策を基本計画としてまとめることにしている。そのための具体的な事業や取り組みに加えて、主要な施策については5年後、10年後の目標達成を示すこととしているという説明がございました。 質疑に入り、空欄の部分、写真やイラストは間に合わなかったのか。急いで策定しなければならなかったのかとの質疑に対し、正式な校正にあたる段階で、適切なものを添付するという説明をしてきた。検討はしたが、写真等については、よりよいものをと考え、この形にしたが、ご指摘を受けたことは真摯に受け止めたいという答弁がございました。 パブリックコメントの件数はどのくらいかとの質疑に対し、10月5日から11月5日までの1件という答弁がございました。 討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により第78号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」歳入全般及び総務委員会歳出関係分についてでございます。 まず、歳入について、今回の補正額は歳入歳出それぞれ1億1,990万7,000円。18年度の同時期に比べて2.4%の伸びでございます。あわせて今回、歳出の部分で関係するが、新たな債務負担行為もある。それから、地方債の方も増額補正をしている。 補正を賄う財源をどこから持ってきたかというと、大まかに説明すると、地方特例交付金や市債等の財源をもって調達をした。 今回の補正の主な部分は、県や国からの依存財源について確定による増額、または減額補正分であります。 まず、市債。10月に主に起こった災害に伴う災害復旧事業費の財源として扱う災害復旧債と県営土地改良事業の負担金がありますけれども、それに充てる財源として、合計で1,290万円の起債を歳入として上げているということで財源を調達。 続いて、債務負担行為。農業経営基盤強化資金利子助成金で、新規に額にして380万円の新規借り入れ分を、当初予算で債務負担行為をとっていなかったということで追加するものでございます。 ちなみに、新規借り入れ分380万円に対する利子助成としては0.27%でして、平成20年度から33年度までの14年間ですが、14年間の利子補給の合計額72万円。 地方債補正。農業基盤整備事業1億6,460万円が1億6,510万円ということで、その差額50万円を今回歳入として上げております。この中身は、県営土地改良事業の負担金。合併特例債を充てる予定。 主なものとして、総務費県補助金3,380万円の増。これは全額、合併支援特別交付金ですが、二つの事業に充当している。今回の島鉄南目線廃止に伴うバス停の整備経費と加津佐中学校の4月1日完全給食に向けての準備経費ということでございます。 まず、歳入の質疑から、地方特例交付金の減額補正が、特に5,000万円が半分以下の2,400万に調整されたというその要因。これは児童手当の拡充に伴うもの。小学校4年生から6年生の児童数、3歳未満の児童数の確定により決まった額が出てきて減になったという答弁でございました。 次に、歳出について。 歳出について、職員全体の人件費は改定率1%ということで、当初予算で見込んでいたが、今度の人勧で平均0.35程度となり、1%との差1,906万8,000円を減額。選挙費はすべて参議院議員の確定見込みとして628万1,000円の減額。県議会議員選挙費、既に確定済み。各々経費を合計して455万7,000円の減額。この分の相当額については、県への返還になるということであります。 質疑に移り、期末手当、勤勉手当はどういうものかとの質疑に対し、期末手当は生活費が一時的に増大することが予想される時期に支給される生活補給金的な性格を有するもの。勤勉手当は臨時給与。在職期間のほかに勤務成績による割合を用いる点が期末手当と異なるという答弁がありました。 選挙入場整理券の配布について質疑があり、自治会長さんにお願いしている。自治会に入っておられない方、長期不在の方へは郵送している。選挙ごとに委託金が来るが、自前選挙、市長、市議の場合は全部自前である。選挙ごとに配布方法を変えるのは……なかなか一本化できないということで、今の段階では自治会長さんにお願いをしている。余った分は国、県に返還しているという答弁がありました。 反対討論として、給与条例第71号の改正部分が上がっている。関連しているので反対という討論がありました。 賛成討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により第93号議案「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」総務常任委員会に付託されました関係分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 認定第7号「平成18年度南島原市宅地開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について」。 旧北有馬町の宅地開発事業に関するもの。有馬が丘9区画のうちの3区画が市外から。ほたる平5区画のうち1区画が市外からの購入者ということでございました。 討論はなく、採決の結果、認定第7号は認定すべきものと決定いたしました。 以上で、総務委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、厚生委員長の報告を求めます。渡邉昇治委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君) (登壇) 皆さん、おはようございます。私たち厚生常任委員会は、12月14日5時過ぎまで慎重に審議をいたしましたので、厚生常任委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 議案第72号「南島原市税条例の一部を改正する条例について」。 市民生活部より、旧条例では、企業等設置奨励条例において指定を受けたものが固定資産税を5年間免除できるという大きな条例であったが、今回、後から地方交付税において財源補填があるものについて、課税免除等の措置をとるということを規定するための条例改正であるという説明がございました。 主な質疑として、旧深江町だけが過疎地域の指定を受けていないのは、不合理のように感じるが、今から指定を受けるということはできないのかという質疑に対しまして、過疎地域の条件の人口、財政力に該当しないという答弁でありました。 また、深江町も部分的に山手だけでも過疎地域に指定できないかという質疑に対しまして、旧町単位で捉えられているので、部分的には無理という答弁でございました。 反対、賛成討論なし。採決の結果、議案第72号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第73号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」。 医療保険制度の将来にわたる持続的かつ安定的な運営を確保することと、保険給付の内容、範囲の見直しに伴い、今回の条例の一部を改正するものという説明が、市民生活部よりありました。 主な質疑として、70歳から74歳の方で、一定以上所得の方は既に3割負担だが、今回の改正により1割負担から2割負担になる人はどういう所得の方かという質疑に対して、課税所得が145万未満の方が1割負担から2割負担になるということでした。 討論に入り、反対として、法律改正の理由が、安定的に制度を維持するということだが、国がもっと負担を増やすべきだと思う。それから、子どもの2割負担が大幅に拡大したことは改正だと思うが、70歳から74歳未満の方の負担が2倍に引き上げになるということは改悪だと思う。老人は若者に比べ病気を持っている人が多いことが分かっているので、医療費負担を若者並みに引き上げていくということは許せない。 賛成討論として、この医療保険制度を将来まで円満に持続させていくためには、今回の改正は、やむを得ないというのが実感であるという賛成討論でした。 よって、起立採決の結果、賛成6名、反対1名。賛成多数により議案第73号は原案のとおり可決することと決定いたしました。 議案第79号「指定管理者の指定について(南島原市深江ふれあいの家)」。 福祉保健部より説明をいただきました。 公募により1施設からの応募があり、指定管理者選定委員会の審査を受けた後、南島原市社会福祉協議会を指定することになったという説明がありました。 主な質疑として、補助金と委託料の違いについての質問があり、補助金の大半は社協職員の人件費、委託料はそれぞれの建物の維持経費ということでした。 指定管理を開始してからトラブルはなかったのかという質疑に対して、老朽化している部分については、故障等の苦情が若干あるが、そのほかはないという説明でありました。 討論を募り討論なし。採決の結果、議案第79号は原案のとおり可決することといたしました。 議案第80号「指定管理者の指定について(南島原市加津佐総合福祉センター)」。 福祉保健部より説明をいただきました。 公募により1施設からの応募があり、指定管理者選定委員会の審査を受けた後、南島原市社会福祉協議会を指定することになったという説明がありました。 主だった質疑なし。討論なし。採決の結果、議案第80号は原案のとおり可決することといたしました。 議案第81号「指定管理者の指定について(南島原市布津デイサービスセンター外2施設)」。 福祉保健部より説明があり、公募により1施設からの応募があり、指定管理者選定委員会の審査を受けた後、南島原市社会福祉協議会を指定することになったという説明がありました。 指定管理者の募集の方法はという質疑に対し、指定管理者の指定申請という様式を定め、市のホームページ等で流したということの説明がありました。 よって、討論なし。採決の結果、議案第81号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第82号「指定管理者の指定について(南島原市有家老人福祉センター外3施設)」。 福祉保健部より説明があり、公募により1施設より応募があり、指定管理者選定委員会の審査を受けた後、南島原市社会福祉協議会を指定することになったという説明がありました。 主だった質疑はありませんでした。討論なし。採決の結果、議案第82号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 議案第84号「指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)」。 福祉保健部より説明を求め、公募により4施設より応募がありました。プレゼンテーションや質疑応答を実施し、指定管理者選定委員会の審査を受けた結果、南島原市社会福祉協議会を指定することになったという説明がありました。 質疑として、応募する団体には資格基準があったのかという質疑に対しまして、個人以外の法人、またはその他の団体であることという答弁でありました。 また、社協に指定を決定した理由はということに対し、特に利用者へのサービスと経営の健全かつ安定性に重点を置いて選定されたという答弁でありました。 また、布津福祉センターには指定管理料がないが、ほかの形で何か補助的なものがあるのかということに対しまして、一切ない。たとえ支出が収支を超えた時でも、赤字補填もしないという説明でありました。 討論を募り、反対として、福祉サービスを充実させるという思いは、応募して指定されなかった団体の方にも十分あると思う。選定委員の考えが偏り過ぎてはいないか。それにコストセーブを図らなければ、指定管理者にした意味がないと思う。今後、指定管理制を採用する施設が出てくると思うが、その時にだれが見ても納得できるような透明性のあるものにしてほしいと思い、今回は反対しますという反対討論であります。 賛成討論として、指定を受けたところが、社会福祉協議会ということで、そこに信頼を置いて、そして選考委員の方々が十分検討されたということなので、賛成といたしますということでした。 起立採決の結果、賛成4名、反対3名。賛成多数により議案第84号については原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第90号「損害賠償の額の決定について」。 質疑なし。討論なし。採決の結果、議案第90号は原案のとおり可決するものと決定いたしました。 議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」。 市民生活部より歳出分についての説明がありました。 今回の補正の主な内容としては、平成18年度の老人保健事業の精算による追加交付と法人市民税に係る還付金、原油の高騰によるものであると説明がありました。 福祉保健部より歳出分についての説明がありました。 主なものとして、償還金利子及び割引料の1,426万9,000円は、障害自立支援法の関係で、地域生活支援事業、自立支援給付事業に対する国、県からの負担金・補助金の平成18年度の精算分によるもの。 扶助費477万6,000円増は、当初予算では福祉医療費(乳幼児)を前年度実績の見込みで計上していたが、今現在の実績から見込んで不足することが明らかになったため補正で計上した。これに関しては、歳入でも国、県からの補助金があるという説明がございました。 質疑として、清掃費の委託料(深江・布津ゴミ収集)について、原油高騰により燃料代が増えて業者も大変だと思うが、これに対しての手当てはされていないのかという質疑に対しまして、毎年3月に入札をして、落札業者と1年間の委託契約を交わす。その後、変更はしていない。今年度はこのままの状態でいくという説明でありました。 衛生局の燃料費については、原油高騰により当初の計算では予算が不足するため、今回の補正をお願いしている。業者委託料についても、来年3月の入札では考慮するという説明でありました。 また、ダイオキシン分析は年に何回しているのかという質疑に対しまして、毎月行なっているという答弁でありました。 要援護高齢者等ふれあい給食支援事業は週に何回かという質疑に対しまして、必要とされる方には、週4回までという答弁でありました。 また、生活保護の認定基準は。また、現在の保護世帯数はという質疑に対しまして、申請してもらい、国が定めた基準額に収入が達しているか否かで判断する。現在、337世帯で453名。これは15年度よりほぼ横ばいの状態であるという説明がありました。 討論はございませんでした。採決の結果、議案第93号のうち厚生常任委員会に付託された部分は、原案のとおり可決するものと決定をいたしました。 議案第94号「平成19年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」。 市民生活部より今回の補正の主な内容は、退職被保険者の医療費の増によるもの。それから、平成18年度医療費給付等の国庫負担の精算により概算交付額が精算を上回ったため、返還が生じたものであるという説明がありました。 質疑なし。討論なし。採決の結果、議案第94号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第95号「平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」。 水道部より概要の説明がありました。 歳出の主なものは、施設管理費修繕料の594万3,000円の増は落雷等によるもの。施設整備費施設改良工事140万5,000円の増は十八銀行跡地の交差点の改良工事。工事主体は県ということでありました。それに伴う水道管移設のためという説明がございました。 歳入の主なものは、雑入の594万3,000円は落雷被害による修繕費用が全額、全国自治協会建物共済より支払われる見込みという説明がございました。 質疑なし。討論なし。採決の結果、議案第95号は原案のとおり可決するものと決定いたしました。 議案第96号「平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」。 質疑なし。討論なし。採決の結果、議案第96号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第100号「くちのつ水処理センター増設工事(2期土木)請負契約の締結について」。 水道部より資料による説明がありました。 質疑として、つなぎ込み可能な区域内の加入率、加入者数はどれくらいかという質疑に対しまして、口之津処理区で接続可能戸数が1,418戸、そのうち803戸(11月末現在)が接続。南有馬大江処理区で351戸のうち96戸が接続という答弁でありました。 討論なし。採決の結果、議案第100号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 認定第3号「平成18年度南島原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」。 市民生活部より高齢化の進展、疾病構造の変化、医療の高度化に伴い医療費の増高が予想される中、多くの低所得者を抱える国保にとっては、非常に厳しい財政状況にある。このような状況の中でいろいろな事業を展開し、今後、国保財政運営を安定させていくよう日々努力をしているということの説明でありました。 また、歳入の部で、国保税の不納欠損については、75名分、1,475万4,822円で、主に生活困窮によるもの。その結果、収入未済額が4億6,986万4,705円(1,531人分)となっており、徴収率は現年課税分94.7%で、17年度(95.7%)より1%の減という説明でありました。 歳出の部で徴税費の報酬は、18年9月より徴収委託職員雇用のため、これは2名の7カ月分という説明でありました。役務費不用額125万6,523円の理由は、国保税未納者への督促状発送関係を一般会計より支出したため。備品購入費の主なものは、徴収用として軽自動車2台分を購入という説明でありました。 質疑に移り、保健基盤安定繰入金保険者支援分の内容はという質疑に対し、平成15年度から17年度までの間、保険料軽減の対象となった一般被保険者の数に応じて平均保険税の一定割合を公費で補填するということで、中間所得層を中心に保険税を軽減する制度という答弁でありました。 また、財政安定化支援事業繰入金の内容はという質疑に対し、被保険者に低所得者が多いことや、地域に病院のベット数が過剰であることなど、医療費が高いことに着目し、国保財政の安定化を図るために、限定的に一般会計から繰り入れをされている。 また、保険基盤安定繰入金支援分や財政安定化支援事業繰入金は、国、県から幾ら来るのか。また、滞納が増え続ける原因はという質疑に対し、一般会計の市税については、収納率が昨年とほぼ同じであることから、市民の方が国保税に対しては高いという認識を持っておられると思われる。 討論に入り、反対討論とし、滞納が増加するということは、国保税が非常に高いというのが市民の実感だと思う。基金12億6,000万円の幾らかでも取り崩して、国保税を少しでも下げてほしいという希望を持っているので、この決算に反対という討論でありました。 賛成なし。起立採決の結果、賛成6、反対1。賛成多数により認定第3号については認定すべきものと決定をいたしました。 認定第4号「平成18年度南島原市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について」。 市民生活部より対象者が老人なので、病気の中でも高血圧疾患の中で入院が非常に多く、医療費の増高につながっている。このような状況の中で、生活習慣病予防対策や訪問事業を展開し、老人の健康増進に努め、医療費の抑制を図っているという状況である。 老人医療対象者は9,628人、老人医療対象年齢が70歳から75歳に引き上げられた。負担の割合は、当初の5年前は30%でスタートしたが、5年間で段階的に50%まで引き上げられてきた。18年10月診療分から公費負担が増えたことにより、一般会計からの繰り入れが大きくなったという説明でありました。 主な質疑として、この会計は来年度(平成20年度)から、なくなるのかという質疑に対しまして、平成20年4月から後期高齢者医療が発足するので、現在の老人医療は自動的にそちらに変換になるが、支払いが2カ月遅れてくるので、請求漏れ等が予想されるため、22年度までは、老人会計を残すことになっているという答弁でありました。 討論なし。採決の結果、認定第4号については認定すべきものと決定をいたしました。 認定第5号「平成18年度南島原市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」。 水道部より説明がありました。 歳入について、国庫補助金1億4,889万2,000円の収入未済額は、布津、北有馬の事業を19年度へ繰り越したため。市債の繰越明許分は、南有馬の下水道整備工事に伴う布設替が17年度から18年度に繰り越されたもの。収入未済額が2億4,040万は、布津、北有馬、南有馬の繰り越し事業に伴うものであるという説明でありました。 歳出について、施設管理費の修繕料6,966万9,536円の大半は、漏水修理380件、機械機器修理225件分。工事請負費の翌年度繰り越し額が4億1,686万4,000円は、布津、北有馬の整備工事を19年度へ繰り越す分という説明でありました。 質疑を募り、滞納が約2,500万円の内訳をということで、10万台が43件、10万以上の件数は77件で、大半は合併前からのものである。最高が90万。滞納全体の60%を占めているという説明がありました。 討論なし。採決の結果、認定第5号は認定すべきものと決定をいたしました。 認定第6号「平成18年度南島原市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」。 主な質疑として、下水道工事費に対する市の負担はどれくらいかという質疑に対し、大まかに当年度の負担は5%。下水道債、過疎債が充当されるが、その分の6割が交付税措置をされるという説明でありました。 討論なし。採決の結果、認定第6号は認定すべきものと決定をいたしました。 以上、私たち厚生常任委員会に付託された分は以上であります。厚生常任委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  ここで、11時45分まで休憩します。     午前11時34分 休憩     午前11時45分 再開 ○議長(日向義忠君)  再開いたします。 次に、農林水産・建設委員長の報告を求めます。小嶋光明委員長。 ◆農林水産・建設常任委員長(小嶋光明君) (登壇) これより農林水産・建設委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 各案件の審査の過程で出された主な質疑は次のとおりであります。 まず、議案第74号「南島原市営住宅管理条例の一部を改正する条例について」でございます。 本案については、主だった質疑や討論もなく、採決の結果、議案第74号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第75号「南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について」でございます。 本案についても質疑、討論もなく、採決の結果、議案第75号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第86号「土地改良事業施行に伴う字の区域変更について(坂下地区・1工区)」。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第86号は原案のとおり可決することにいたしました。 次に、議案第87号「土地改良事業施行に伴う字の変更について(坂下地区・2工区)」。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第87号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第88号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について(県施設分)」。 本案については、口之津港海岸保全事業の埋め立てにより、新たに土地が生じたので、地方自治法の規定により、その土地の確認と編入する字の区域変更について、議会の議決を経て知事に届け出る必要があるためとの説明を受けました。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第88号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第89号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について(市施設分)」。 質疑として、県施設分と市施設分との区分は何か。答弁として、県所有分は護岸敷きとパラペット、3メートルの管理区分、側溝がついているその間が県所有地。その背後の法線の関係で、でこぼこしている所が市施設分という説明がありました。 討論はなく、採決の結果、議案第89号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」農林水産・建設常任委員会歳出関係分について。 土木費の道路維持補修工事費200万円、南有馬町吉川地区の横断暗渠の表板が破損しているため、その補修。災害復旧費の工事請負費1,700万円、10月9日の豪雨により、災害が5カ所発生。単独災害、小災害であるが、箇所の決定をし、その不足分として500万円を含んでいる。農地災害復旧工事費2,027万6,000円、10月の災害による査定結果による補正等が主なものです。 質疑に入り、南有馬町吉川地区の横断暗渠はどのような補修をされるのかという質疑に対し、現在、鉄筋がむき出しになっている。カルバートボックスという既製品の箱型のコンクリートがあるが、それを入れて補修するという答弁がありました。 災害については、60万円以上が災害の対象となる。小災害(単独災害)については30カ所。基準として13万円以上の工事から60万円以内の災害。起債の対象であるという答弁がありました。 討論はなく、採決の結果、議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」農林水産・建設委員会歳出関係分については原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第97号「公有水面埋立免許出願に係る意見について」。 本案は、公有水面埋立法第3条第1項の規定により、公有水面の埋め立てに関し、県知事から地元市長としての意見を求められたので、同条第4項の規定により、議会の議決を経て、支障がない旨の意見を述べたいというものです。 質疑に移り、県事業だが、市としてはどのような関与をするのか。漁協との交渉などするのかという質疑に対し、市としては地元との調整、負担金(7%)もある。地元説明会の折に、県と一緒になって市もしている。漁協との話し合いについては、県が主体になってされているという答弁がありました。 口之津町にある島原半島南部漁業協同組合長理事から県知事に公有水面埋立申請については、同意文書が出ているということでした。 討論はなく、採決の結果、議案第97号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第98号「深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更について」であります。 工事の内容の変更により、契約金額の変更が生じるので、契約の変更をするものという説明を受けました。 質疑に入り、変更額が2割を超えた場合は見積もりと。2割以内だったら前の落札率で追加工事を出すと。それは市独自のものか、県に準じているのかという質疑に対し、市の契約規則の中にそういう定めがある。これは旧町の契約関係などを踏襲して定めたもの。この中で随意契約をする場合の条項があり、3人以上の者から見積書を徴さなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合には、1人の見積もりをもって代えることができるという条文の中、設計変更の額が130万円を超え、かつ設計変更前の額の2割を超えて増額するものを除くもので、この規定に基づき、2割以内であればそのまま入札執行率で契約変更ができることになる。今回の増額分については2割を超えているので、見積もり入札という形をとったという答弁がありました。 さらに、変更額が2割を超えた場合は、業者から後の追加工事の見積もりを取って、市と協議して、契約の形に持っていく。当初の業者の見積もりは、そのとおりになったのか、変更されたのかという質疑に対し、増額分は設計変更をし、基準となる見積もり額の予定価格を算定するわけですが、その中で予定価格を設定する。その範囲内の分について業者からの見積もりが1回で済んだので、今回の変更とするものという答弁がありました。 また、執行残で追加工事を出されているわけだが、その前の契約の落札率、今回の増額分の市と業者の見積もりの比率はどのくらいかとの質疑に対し、当初の落札率は77.6%、変更後の落札率は76.6%という答弁がありました。 討論はなく、採決の結果、議案第98号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第99号「布津漁港海岸保全工事請負契約の変更について」でございます。 本件は当初の設計額と変更の設計の増額分は16.7%で2割を超えていないので、当初の契約の執行率で変更するという説明を受けました。 討論はなく、採決の結果、議案第99号は原案のとおり可決されました。 以上で、農林水産・建設委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、文教委員長の報告を求めます。宮崎義彰委員長。 ◆文教常任委員長(宮崎義彰君) (登壇) 文教常任委員会の報告をいたします。 平成19年第4回定例本会議で、文教常任委員会に付託されました議案4件について、12月13日委員会を開催し審査いたしましたので、その経過や結果について報告をいたします。 議案第85号「指定管理者の指定について(南島原市加津佐B&G海洋センター外4施設)」についてであります。 教育委員会から、平成18年9月1日より平成20年3月31日までの指定期間を、現在、財団法人加津佐町海洋センターが管理を行なっている南島原市加津佐B&G海洋センター外4施設について、今回、指定期間を平成20年4月1日から5年間と設定し公募したところ、1団体の応募があり、指定管理者選定委員会で審査の結果、財団法人加津佐海洋センター公社が指定管理者として選定されたとの説明がありました。 主な質疑として、加津佐以外の弓道場は弓道部で管理をしているが、加津佐はB&G海洋センター公社が指定管理者となっているので、管理委託は公社がしている。そういうことから、弓道部で管理することはできないという答弁でございました。 次に、管理委託料は幾らかという質疑に対して、これから協議をしていく。18年度の実績は3,260万2,000円であったという答弁がありました。 他に質疑、意見はなく、採決の結果、議案第85号は全会一致で原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第91号「財産の取得について」これは小学校パソコン一式についてであります。 現在、小中学校に設置している教育用パソコンはリース契約であるが、購入した方が安価になるとの試算で、平成19年度より5カ年計画で順次購入して整備を行い、本案の財産取得はリース契約が今年度終了となる小学校9校に対してパソコン購入するという説明でありました。 主な質疑として、リースと購入の場合の金額はどれくらいかという質疑に対して、小中学校合わせた金額は19年度試算では、リースが1億5,507万8,000円、購入が1億1,336万9,000円である。一括購入の理由は、県の合併支援交付金を充当できるためであるという答弁がありました。 次に、指名入札業者の選定の基準はどうなっているのかという質疑に対して、選定会議を実施し、業務実績や業者から提出された指名願いの業務内容を考慮して選定しているという答弁でありました。 次に、今回対象となっている小学校9校を示してほしいという質疑に対して、9校は有馬小学校、有家小学校、深江小学校、深江小学校馬場分校、深江小学校諏訪分校、小林小学校、大野木場小学校、布津小第一分校、布津小第二分校の9校であるという答弁がありました。 次に、今回はリース契約が切れる9校が対象になったが、今後リース契約が切れる学校も合併支援交付金が使えるのかという質疑に対して、平成19年度から5年間ですべて購入という形になるという答弁でありました。 次に、今回購入する台数と単価を示してほしいという質疑に対して、小学校は239台、1台当たり30万円であるという答弁でした。 採決の結果、議案第91号は原案どおり全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 議案第92号「財産の取得について(中学校パソコン一式)」でありますが、主な質疑として、今回対象になっている2校を示してほしいという質疑に対して、北有馬中学校と西有家中学校という答弁でした。 それから、購入する台数と単価はどうなっているのかということに対して、中学校分は96台、1台当たり28万円であるという答弁でした。 採決の結果、議案第92号は原案どおり全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」の分割付託された歳出部について教育委員会から説明を受けました。 歳出部分3,111万5,000円の主なものは、学校給食費2,183万3,000円で、加津佐中学校の給食に係わるものが主なものであるという説明がありました。 主な質疑として、中学校補助金177万3,000円の南島原市中学校体育連盟運営費補助金の内訳はどうなっているのかという質疑に対して、全国大会に二つの中学校(南有馬中・柔道、西有家中・陸上)。九州大会7校(加津佐中が陸上と卓球、口之津中学校・陸上、南有馬中・柔道と陸上、西有家中・陸上、深江中・水泳)。そして、その中で最低限の経費(交通、宿泊、昼食代等)について満額支給したのが、この内訳という答弁がありました。 次に、学校給食費は加津佐中に係わるものと言われたが、西有家給食センターの分も入っているのかという質疑に対して、答弁として、備品購入費の中には、西有家給食センターで使用する食器保管庫等が含まれているという答弁でありました。 採決の結果、議案第93号は文教委員会に分割付託された部分については原案どおり全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 以上で、文教常任委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  以上で委員長報告を終わります。 ここで委員長報告に対する質疑をまとめるため、30分間休憩を取り、続けて1時30分まで休憩を取ります。     午後0時06分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(日向義忠君)  休憩を解き再開いたします。 これより各委員長報告に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで総務委員長に対する質疑を終わります。 次に、厚生委員長に対する質疑を行います。13番、中村議員。 ◆13番(中村久幸君)  では、厚生委員長にお伺いいたします。 議案100号についてですが、この口之津水処理センター増設工事、このことに関して入札の方に関しての質疑があったのか、なかったのかだけお伺いしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  10番、渡邉委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君)  渡邉です。 今、中村議員の方から、入札に関する質疑はなかったのかということですけれども、入札に関する質疑はあっておりません。 ○議長(日向義忠君)  ほかに。5番、岩永議員。 ◆5番(岩永和昭君)  1点質問させてもらいます。 84号の指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)です。 私も一般質問でも、この問題を取り上げておりましたけれども、厚生委員会において各団体が提出をした施設運営に係わる仕様書、または採点の集計表に対する意見とか説明があったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(日向義忠君)  渡邉委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君)  今、岩永議員から質問がありましたけれども、その件については特にありませんでした。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 1点お尋ねいたします。 議案90号の損害賠償の額の決定についてお尋ねいたしますが、この提案理由の説明の時には、額のことと南島原市に責任があることの説明だったように思っておるんですけれども、これが保険金ですかね、保険でこの損害賠償は支払うことできるということは聞いたんですけれども、そのようなことが提案理由の時になかったんですけれども、委員長にお尋ねしたいんですけれども、示談交渉といいますか、示談行為ですかね、そういうことはなされたのか、そういう質問があったのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  10番、渡邉委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君)  今、高木議員の質問ですけれども、うちの委員会としては、そういう事例があったということと、それで保険に対することはありましたけれども、その件につきましてはあっておりません。 ○議長(日向義忠君)  16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  それは質疑はなくてでも、そういう示談を交わしたような取り決めの契約書というか、そういうのは最初から提示されて、審査の中にあったのかお尋ねいたします。 ○議長(日向義忠君)  10番、渡邉委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君)  10番です。 それは資料の中を見させていただいて、それで今の質問に対しては、あっておりません。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで厚生委員長に対する質疑を終わります。 次に、農林水産・建設委員長に対する質疑を行います。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで農林水産・建設委員長に対する質疑を終わります。 次に、文教委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  委員長にお尋ねします。 91号と92号、パソコンの購入のことですけれども、一括購入の方が安いということで説明がありました。これが合併補助金が使えるということの説明がありましたが、これが合併補助金が使えなくても、一括購入という考えがあったかという、そういう質疑はなかったのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  25番、宮崎委員長。 ◆文教常任委員長(宮崎義彰君)  ただいまのお尋ねですが、合併補助金じゃございませんで、合併支援特別交付金ということでございます。名目はですね。 そして、そのことに関して、そういう交付金がない場合でも試算をしたかということについては、ありませんでしたので。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで文教委員長に対する質疑を終わります。 以上で各委員長報告に対する質疑を終わります。 これより順次、討論、採決を行います。 初めに、議案第69号「南島原市企業等設置奨励条例の全部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第69号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第70号「南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第70号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第71号「南島原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 この給与の引き上げですね。これ全体ですね。それは、管理者は今回は皆、引き上げには関係しないような説明も聞いておりますけれども、最終的には市の予算がどうなるのかなと言ったら、最終的には上がることになると、市の負担になるという説明がありました。 したがって、今回、人事院勧告に基づいて提案されるのは、私もわかります。しかし、私たちは今、赤字再建団体に陥るというようなことについて、財政再建に努力をいたしております。そういう時に、扶養手当の引き上げも18年の最後で、3月議会と思うんですけれども、5,000円が6,000円に引き上げになったということ。今回は6,000円を6,500円にというようなことになっております。こういう給料を少しでも基本給が上がることによって、残業も私たちにはたくさんありますが、残業手当とかいろんなことに関連してきます。 今回、民間は仕事場もないと、雇用の場を確保したいということと、残業も私たちはなくて厳しいということで、どうして生活すればいいんだろうかという声が非常に多い中で、今回は南島原市は職員も多いことでありますので、私は、この引き上げに対しては、住民は納得できないというふうなことと、財政にまた影響があるということで、今回は反対をいたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。14番、平石議員。 ◆14番(平石和則君)  賛成の立場で討論いたします。 この議案に関しては、確かに慎重に協議する部分はたくさんあると思いますし、県下でもこうした議案が否決されているという事例もあります。 しかしながら今回、市長の方で将来にわたって一般職の給与カットも辞さないというような方向性が示されております。合併してまだ時間が間もないこの時期に、そうした決意を職員が持つ、それは非常に大切なことでありますし、この議案は特に3級までという若年層に限っての値上げといいますか、そういうことになっておりますので、理事者側もそうした意味をよく伝えて、特に若い層の職員の士気の停滞にならないというようなことを配慮して、今回この議案は認めるべきだという立場に立ちたいと思います。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言を許します。(「賛成」という桑原議員の発言あり) ○議長(日向義忠君)  27番、桑原議員。賛成ですね。 ◆27番(桑原幸治君)  そうです。 議案第71号「南島原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について」賛成の立場で討論いたします。 今回の市職員の給与の引き上げは、人事院勧告に基づいて行われるものであります。人事院勧告に基づいて子育て支援の意味で扶養家族の手当、1級職から3級職までの若年層の給与の引き上げ、管理職を除く職員の勤勉手当などをわずかに引き上げるものであります。何よりも民間の給与に比べて低くなっていることが、人事院勧告の理由になっているようであります。 住民の暮らしが追い詰められている中で、わずかであるにしても、公務員の給与の引き上げについては賛成すべきか、反対すべきか、随分悩みました。これは多くの議員の気持ちではないかと思います。しかし、私は以下のような理由で賛成することにいたしました。 一つは、役場員の給与は平成2年からの本給の引き下げが連続し、5年連続の一時金引き下げなどが勧告をされました。特に、平成3年度の人事院勧告は厳しく、合併前の、私も議会におりましたが、合併前の西有家町を例に取りますと、職員給与は平均で年収15万4,000円も引き下げられました。今回の引き上げはわずかで、大幅な引き下げの回復にはほど遠いものであります。 賛成の二つ目の理由は、公務員の給与水準は公務員だけの問題ではないということであります。平成2年からの公務員給与の大幅引き下げに連動して、厚生年金、国民年金、恩給などの年金の引き下げが行われ、数千万人の年金受給者の暮らしが大きな打撃を受けております。それが家計消費の減少、購買力の低下となって、深刻な不況に拍車をかけ、地域経済を深刻にしてきました。公務員給与は、一般市民の暮らしや地域経済、民間給与などと密接に結びついていることを考慮したいと思います。 賛成の三つめの理由は、国民の暮らしが厳しくなっているのは、公務員の給与のせいではないということであります。大企業や大金持ちなど強いものを優遇し、弱いものからは徹底して搾り取る弱肉強食の国政の結果であります。 南島原市も地方交付税が20億円も削減され、これが福祉の後退や地域経済を冷え込ませています。公務員も一般市民も協力して国政を変えなければ、暮らしも営業も守れないと思います。 今回、人事院は公務員の給与をわずかではあっても引き上げを勧告してきました。今日、国民の声が国政を動かし始めております。これを機会に、引き下げられた厚生年金や国民年金などの引き上げも大いに声を上げていこうではありませんか。 今回の給与の引き上げはわずかでありますが、一般市民の暮らしが追い詰められている中での引き上げということを職員の皆さんも十分自覚され、福祉の向上、住民サービスに一層の努力を要望して、私の賛成討論を終わります。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第71号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号「南島原市税条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第72号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第73号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第73号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」反対の討論をいたします。 3歳未満の医療負担2割が、6歳未満まで2割負担と拡大されたことはよいことであり歓迎をしますが、一方では70歳以上の病院窓口負担が現在1割の人も2割負担に、病院代が何と2倍にも引き上げられることになります。 これまでお年寄りはさんざんいじめられてきました。税金面では、老年者控除の廃止、配偶者控除の廃止、年金者控除の縮小、住民税の高齢者控除の廃止、定率減税の廃止などによって、高齢者は税金が何倍にもなり苦しんでおります。税金だけでなく、年金は引き下げられ、介護保険料は年金から天引きされる。医療費の窓口負担の大幅引き上げも行われております。老人施設の入居費の引き上げなど、さんざんいじめられてきております。 今回、またも医療費の病院窓口2倍もの引き上げは、お年寄りの暮らしをさらに苦しめ、健康を悪化させることになります。だれでも年を取ります。特に、お年寄りは若者に比べて、病院にかかる割合がはるかに高く、窓口支払いを若い者並みに負担させられることは、甚だしく不公平になります。 さらに、来年4月からは、75歳以上のお年寄りはみんなこれまで入っていた健康保険組合から引き離され、高い保険料を年金から天引きされる。医療面では、十分な医療が受けられない差別医療が持ち込まれようとしております。これ以上の年寄りいじめをやめさせないと、これでもかこれでもかと苦しめられるのは目に見えております。 70歳以上の病院窓口負担の1割から2割への引き上げは、政府も予算措置によって1年間の凍結を言い出しております。大儲けを上げている大企業や大金持ちから儲けにふさわしい税金を取り、ムダな大型公共事業をなくし、世界で2番とも3番とも言われる軍事費にメスを入れ、アメリカ軍への莫大な軍事費援助などをやめれば、財源は十分出てきます。 今、国民の声が政府を動かす時代に入っています。南島原市議会がお年寄りをこれ以上苦しめる医療制度の改悪に反対の声を上げれば、ほかの議会も動いてくるでしょう。お年寄りいじめの議案には反対して、反撃ののろしを上げようではありませんか。 以上で反対の討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第73号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第74号「南島原市営住宅管理条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第74号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号「南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第75号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第76号「長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の一部を変更する規約について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第76号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第77号「長崎県市町村土地開発公社の解散について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第77号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第78号「南島原市総合計画基本構想の策定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第78号「南島原市総合計画基本構想の策定について」反対の討論をいたします。 この構想は、南島原市のすぐれた面、劣った面を自然環境や産業、資源、交通、文化などいろんな面から分析し、また市民アンケートに基づくまちづくりの課題を明らかにして、そういう現実に立って今後10年間の計画が策定をされております。職員の英知と努力に感心しているところであります。 そういう私があえて反対するのは、ただこれが財政的裏づけがなく、「絵にかいた餅」になるのではないか、そういう疑問を持っているからであります。 総合計画では、10年後の姿として、行政改革大綱に基づく行財政改革が計画的に進み、財政基盤の立て直しが着実に進んでいますとありますが、本当にそのようになると思っておられるのでしょうか。目標だと言えばそれまでですが、それは明らかに間違いだと思います。 現在、20億円の交付税の削減でも厳しい財政運営を強いられていますが、市長や行革担当理事の議会答弁によりますと、政府の方針が変わらないとすれば、合併算定替による大幅な30億円もの交付税削減が始まるのが28年度からであります。この基本計画は、平成20年度から29年度までのものですが、財政基盤の立て直しが着実に進むどころか、市長や行政改革担当理事の言うとおりだとすれば、交付税がさらに30億円削減をされ、財政基盤の立て直しが着実に進むどころか、28年度からは、それまでの苦労が水の泡になる、地獄が始まると予想されるのであります。 この計画書は、国や県に提出されるものだと思いますが、このようなバラ色の現実から離れた計画書でよいのかどうか。目標だ計画だと言えばそれまででありますが、明らかな間違いは南島原市民を欺き、南島原市の将来を危うくするものだと思います。また、国の交付税削減を容認することになるのは明らかではないかと思います。 国の交付税が削減されない、そういう前提でこの総合計画書が作成されたという文言を挿入すべきだと主張して、反対の討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。13番、中村議員。 ◆13番(中村久幸君)  それでは、賛成の討論をさせていただきます。 私はやはりこの厳しい財政の中、また市民の皆さんも、合併してちっともいいことがないと言われている時期に、この10年後の南島原市のこんな姿というこれを出されたことに対して、希望を持てる、この案じゃないかなということで、ぜひこれを現実のものと実現していただくことを希望して、賛成の討論としたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 この議会終了後に、この基本構想は住民の目にも届くと思います。多分、広報紙でお伝えできると思いますけれども、先ほど27番議員とも一部重複いたします。これは10年後、「絵にかいた餅」になるということを私も思います。 なぜならば、合併の時も全くこのような言葉が先走って、期待をして今、合併をされたと。少しでも合併してよかったと、もっともっとよくなるだろうという住民がおるであろうかなと思いますけれども、そのような声は聞かれずに、合併しなければよかったというような声が大半だと、私は認識しております。 今回もまた合併の前と同じような文言が、言葉が出ております。これは、私は県の職員といいますか、職員さんたちが作られたのか、それとも松島市長のマニフェストに基づいて、もう少し実現が少しでも、今現在この計画に沿って表れておれば、私もなるほど、もう少し将来まで期待してみようと思うんですけれども、これは目的と。目的で進まれていくということなんですけれども、この市民意向調査結果により作られているところもありますけれども、5万4,000人の住民の中で、4,500人の人に意向調査で無作為に選出されて意見を求められておりますけれども、その中で返ってきたのが1,503件ですね。こういう人の意見に沿ってこの計画を作られたということですが、本市は非常に職員数が多いんですが、これは人口に応じた職員数になるべく早く近づけていただきたいと。 財源を早目に節約によってでも、そういう行政のスリム化ですか、いろんな面で財政を確保して、それからまたそういう時に徐々に現実に近づけていくのかなという思いもある中で、今回は私は非常に厳しい、その期待は持てないという思いがありますので、反対討論とさせていただきます。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成の発言を。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  議案第78号について、賛成の立場で討論をいたします。 この基本構想は皆さん方ご承知のとおり、本市のまちづくりの基本理念と、そしてまた本市が目指すべき将来像を示す最上位の計画であります。 先ほど来、反対討論として実現できるのかというような意見も出ていますが、この基本構想をもとに実現すべき施策は、これをもとにして基本計画、さらに3年間の振興実施計画など策定をされていかれます。そうした意味でも、やはりこの基本構想が一番柱になりますし、また協働のまちづくりということで、八つの基本柱を示されたすばらしい基本構想だと思います。 これから先、この基本構想に基づいた基本計画、あるいはさらなる実施計画に基づいて、住民の皆さん方に十分信頼できる基本構想ということで、私は賛成の立場で討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。(発言する者あり)賛成いいです。21番、山本議員。 ◆21番(山本芳文君)  21番、山本です。 賛成の立場から討論いたします。 南島原市として目標を持ち、進んでいくためには基本構想が必要であり、市民に希望を与える指針と思います。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第78号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号「指定管理者の指定について(南島原市深江ふれあいの家)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第79号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号「指定管理者の指定について(南島原市加津佐総合福祉センター)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第80号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号「指定管理者の指定について(南島原市布津デイサービスセンター外2施設)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第81号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号「指定管理者の指定について(南島原市有家老人福祉センター外3施設)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第82号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第84号「指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。5番、岩永議員。 ◆5番(岩永和昭君)  5番です。 第84号「指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)」に反対の討論をいたします。 指定管理者制度は、広く民間事業者等に公の施設の管理を代行させ、市民サービスの向上、経費の削減を図りながら、多様化する市民ニーズにより効率的、効果的に対応する制度であります。この目的からしても、唯一競合があった施設運営に係わる仕様書、また採点集計表に対しても説明が全くなく、判断する材料があまりにも少な過ぎると思います。 社会福祉協議会に問題があると言っているわけではなく、選定委員会において何を根拠に選定をされたのか、本当に市民サービスの向上を図れるのかということに対して疑問があり、反対とし、討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成討論の方いらっしゃいませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第84号「指定管理者の指定について(南島原市布津福祉センター)」について賛成討論をいたします。 この議案は、布津福祉センターについて南島原市社会福祉協議会をして管理運営をさせようとするものであります。 指定管理者の指名は、四つの希望者の中から選定委員会で慎重に検討され、選択されたということを聞いております。すべての項目で社会福祉協議会が上位であったと、1位であったという報告も受けております。 その中身については、まちまちであったかもしれないけれども、11人の全員の合計がそういう結果になったのであろうということであります。 さらに、この社会福祉協議会というのは、地元の南島原市社会福祉協議会という、福祉を目的とした実績のある社会福祉法人であり、福祉センターの管理運営にとって適切な選択ではないかと考えます。 以上が賛成の理由であります。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第84号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号「指定管理者の指定について(南島原市加津佐B&G海洋センター外4施設)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第85号を採決します。文教委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第86号「土地改良事業施行に伴う字の区域変更について(坂下地区・1工区)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第86号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号「土地改良事業施行に伴う字の区域変更について(坂下地区・2工区)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第87号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第88号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について(県施設分)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第88号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第89号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について(市施設分)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕
    ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第89号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号「損害賠償の額の決定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第90号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第91号「財産の取得について(小学校パソコン一式)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第91号を採決します。文教委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第92号「財産の取得について(中学校パソコン一式)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第92号を採決します。文教委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第93号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第4号)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 この「平成19年度南島原市一般会計補正予算」について、私は反対の討論をいたします。 これは先ほどの71号議案の人事院勧告のことで予算が、この補正予算に計上されているということが一つ。私は先ほどの議案に反対をしておりますので。ここに基本給が引き上げになったことについて、職員の手当が743万3,000円、これが扶養手当、時間外手当、勤勉手当というようなことの内訳になっております。 それでもう1点は、選挙費の終結があった説明があったんですけれども、南島原市になって初めての選挙だったと思うんですけれども、この選挙で入場券が渡っていないということで、期日前投票に支障があったということでお尋ねしたら、自治会長さんに配布させていただいておりますということだったんですが、近隣市のところに聞いておりますと、ほとんどがこの入場券の配布に対しては郵送でされているということで、本市に対しては自治会長さんにお願いしたということですが、自治会長さんがそれの委任を受けてみんな最後までされるか、それともその自治会次第ではどうされているのかというのは分からないんですが、この選挙費の中で余った金を県に返しますということですが、その自治会長さんに限らず、その辺のところで、そういう手当というか、その賃金といいますか、そういうのは行かないのかということで、今回はやはりそういうのも自治会長報酬の中以外に渡すべきであるということで、私は今回はこういうことも入れて反対ということにいたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成議員の発言を許します。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  議案第93号について、賛成の立場で討論をいたします。 今回の一般会計補正予算につきましては、約1億1,900万ぐらい追加予算を計上されております。 この中には、議員もご承知のとおり、施設災害復旧費いわゆる農地災害復旧工事費が2,000万ぐらい、それと土木施設災害復旧工事費が1,700万、計の約3,700万ほど計上されておられます。 こうしたやはり災害復旧に対しましては、私たちといたしましては、早急にやはり住民の皆さん方の期待に応えるべきだということで、その予算も計上されておられる補正予算でありますので、私は賛成をいたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第93号を採決します。各委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。各委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第94号「平成19年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第94号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第95号「平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第95号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第96号「平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第96号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第97号「公有水面埋立免許出願に係る意見について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第97号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第98号「深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更ついて」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第98号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第99号「布津漁港海岸保全工事請負契約の変更について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第99号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第100号「くちのつ水処理センター増設工事(2期土木)請負契約の締結について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。14番、平石議員。 ◆14番(平石和則君)  議案に反対の討論をいたします。 本来、契約事項は適法か否かということを原則として論じるということは重々分かりながら、なおかつ理解しがたい点があるというようなことで、反対の討論をいたします。 まず、議会と理事者側の審議の問題でございますが、私どもはこの入札の指名基準ということを本会議で幾つか聞いてまいっております。 その大きな基準の一つは、ランクづけであると。そして、事業は地元にさせたいと、お金は地元に落としたいという表現をされております。そうした中で、12月に改正された指名最低制限のあり方の制度が、12月に今までのは不都合だというようなことで、11月1日より改正されております。 今回の入札は、それを1日、2日待てないで11月29日にされている。そうした不都合な改正をしなければならない最低制限のあり方で入札が行われているということもあります。 そして、この地元に、やはり地元でできることは地元でしたいという、今、厳しい状況を考えながらの意向でありながら、残念ながら市外の業者に決定されているということが続いております。 ランクづけでいいますと、この工事に参加する資格は、市内の業者を入れて足りない分を市外から募ったというような趣旨の答弁でありましたけれども、本当にこのランクの業者が市内にいないのか、私はそうではないような気もいたします。ましてや、今回落札の業者は、本市内に営業所もないようないわゆる貢献度といいますか、経済的な貢献度も少ない業者ではないかと思います。 私たちは当然ながら、最小の経費で最大の効果を出すという行政運営のものを求めていかなければなりません。そして、こうした事業の予算、お金というものは、市民の財産であり、審議のもとに理事者側にこれの執行を委託されているわけでございます。私どもは南島原市議会の一員として、私は南島原市議会議員として、南島原市民の利益を追求していかなければなりません。 委員会の慎重審議でされたことについては敬意を表しながらも、以下の事情で私はある意味、多大の負担を市民に押しつける、そういう結果になっている、今、最低制限のあり方、そこで執行されたこの本事業、そして本会議で述べられている理事者側の指名のあり方の基準、それがどうしても合点のいく結果になっていない。以下の理由で本案に反対の意を表します。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第100号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。 ○議長(日向義忠君)  次に、認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 私は、認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」に反対の立場で討論をいたします。 反対の理由は5点ほどあります。 一つは、住民の切実な要望を実現しようというよりも、借金払いに重点が置かれていることであります。 当初予算で借金返済のために予定されていた46億円のほかに、さらに10億円を追加して借金の繰り上げ返済をしています。その上、借金払いに充てるため、減債基金へ13億5,000万円もの巨額の積み立てもしております。 確かに、早く借金を減らすということは、借入金の利子が節減されるという有利な面はありますが、繰り上げ返済するということは、将来の市民が払うべき借金を現在の市民に負担させるということであります。当然、現在の市民に対して、辛抱を強制することになります。 財政難ということで、合併前にあったいい制度は次々に廃止され、お年寄りが外出するのを助けるためのタクシー券支給制度も廃止され、子供たちが望んでいる行き届いた教育のための30人以下学級も実現できず、すし詰め学級が放置されております。 健康診断料は有料化、または大幅引き上げになり、受診率は大幅に落ち込んで、病気の早期発見早期治療が遅れ、住民の健康破壊が心配されております。 「合併して何もよかことはなか、ゴミ袋が下がったぐらいだ」そういう失望の声が蔓延しているのは、そのためであります。このような行き過ぎた借金払いはやめて、今の住民の切実な要求の実現にも回すべきだと思います。 財政運営についての第2の問題点は、市民の福祉、健康対策に充てるべき地域福祉基金12億円は、貯金したまま眠らせているということであります。 市民の税金ですから大いに活用して、市民の切実な要望である高齢者タクシー券の支給、ガンなどの検診料引き下げなど、福祉の充実を図るべきだと考えます。これらの事業は、数千万円もあれば十分実現することであります。 反対の理由の第2点目は、加津佐支所の移転改築について、予算が加津佐町民の意向を十分に聞くことなく強行されたという点であります。 役場が移転されるということは、先祖代々営々と築いてきた町が、一挙に破壊されてしまうということにもなりかねません。住民の暮らしが不便になり、また不況にあえぐ商店街にさらに追い打ちをかけることにもなるのではないでしょうか。もっと慎重に議論する必要があったと思います。 反対の理由の第3点目は、18年度予算が長崎新幹線建設促進期成会負担金、島原天草架橋建設促進期成会負担金など計上し、大型事業推進の立場に立っていることであります。 大型事業に湯水のように税金を使った結果が国の財政危機をもたらし、地方交付税の大幅削減となって南島原市民は苦しめられているではありませんか。政府は地元の反対を押し切って、何が何でも新幹線を建設しようとしていますが、この新幹線には2,700億円、長崎、熊本、鹿児島を結ぶ3県架橋には8,500億円が必要だと言われております。そんな金があるのなら、地方交付税を元にもどし、住民の暮らしの向上や地方の不況対策、島原鉄道南目線の存続などに金を回すべきではないでしょうか。 住民の暮らしと自治体財政を苦しめる大型事業の推進は、もうこの辺でやめさせなければなりません。国や県の言うままに大型事業推進に協力する立場に立った18年度決算には反対であります。 反対の理由の第4点目は、長崎県後期高齢者広域連合負担金が支出されていることであります。 来年度から始まる後期高齢者医療保険制度は、一般質問でも取り上げましたが、75歳以上のお年寄りをすべてこれまで加入していた健康保険組合から引きはがし、高い保険料を年金から天引きし、窓口納付で滞納した者からは容赦なく保険証を取り上げ、その上74歳以下と違って十分な医療ができないような差別医療を持ち込むものであります。そういう制度を作るのに、負担金を支出するのは認められません。 反対の理由の第5点目は、市長交際費から久間衆議院議員の大臣就任祝いが支出されていることであります。 一代議士の就任祝いに、市民の税金を使うべきではないと考えます。今後はこういう支出はしないという答弁ですが、しっかり守っていただきたい。 以上で認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」に反対する討論を終わります。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。25番、宮崎議員。 ◆25番(宮崎義彰君)  私は、認定第2号「平成18年度南島原市一般会計歳入歳出決算の認定について」賛成の立場で討論をいたします。 今回の決算は、実質的には南島原市にとって初めての決算であります。合併後の厳しい財政状況の中での決算でありまして、私は次の3点から賛成をいたすものであります。 第1は、実質収支比率が3ないし5%の黒字が望ましいという状況の中で、平成18年度の本市の決算は2.4%の黒字となっておると。このことについて、実質収支比率が正常化に近づいているということであります。 第2点は、市税の徴収が2,051万円の増収になっております。これは市税徴収にあたって、その担当部局等において努力がされているということを認めたいと思うのであります。 第3点は、繰り上げ償還について計画的な実施により、その効果が表れているということであります。 以上、3点を踏まえまして、県下の中でも財政状況が上位にランクされつつあるということは、財政の正常化に努力されていることを認める意味からも、私は賛成の討論といたしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 私は、この18年の…… ○議長(日向義忠君)  反対ですか。 ◆16番(高木和惠君)  反対討論です。 反対討論いたします。 合併して初めての決算でした。この決算の時に、本来ならば183項目、合併前に各8町の条例を調整されたこれを一つひとつ審議をしていれば、もう少しムダがなくしていたのではなかろうかとか、もう少し財源が確保できたんじゃないだろうかという反省のもとに、少し取り上げて説明いたします。 3点ほどいたします。 一つは、662名からの職員のスタートでした。このことが、もう一括上程の条例を議会が承認したので、これは違法とはならないのかなという心配もありますが、662名の職員を作らずにおれば、もう少し財源的によかったんじゃなかろうかとか、もう一つ8町のそれぞれの補助金が、そのまま足し算のもとに予算化されたということで、一つ取り上げれば、交通指導員なんかも8町合計人数の112名を7万8,000円で予算をされております。近隣市を見渡してみますと、3万円ということも出ております。この辺のところも、将来的には考えていただきたいというお願いもいたしたいと思いますが。 それと、これはゴミ袋の問題もそうなんですが、調整のまま1年間過ぎました。これも住民の不満のもとでした。それと、納税組合の補助金ですね。この使い方もまだまちまちで、このことも現在に至っております。そういうことで、初めての予算計上で、まだまだ節約に至る部分が多々あると思います。 そのことともう一つ、南高南部(衛生福祉組合)の滞納があったんですね。使用料・手数料というのがあったんですが、これの1,700万の徴収ができているという去年の説明だったんですが、「どこに計上されております」という説明はもらえませんでした。一議員としても局長にお電話したんですが、説明はしていただけませんでした。 それと、環境対策審議委員会の報酬が3回分計上されたと思っておるんですが、これは確認したところ、2回しか行われていないという確認をしていたんですが、そのまま14万4,000円が支払われるということになっております。 あと1点は、近隣市を見回してみますと、決算の上程ですね。議会に決算書の議案の上程があるんですが、これは9月議会に上程をお願いして、そして特別委員会を作って、継続審査にして、そして十分時間を持ってよそはされているんです。私は今回、2日間の決算の審査に加わっておりましたが、十分私は審査ができないということも、一つの理由としていただきたいと思います。 それともう1点、自治会長さんの傷害保険ですか、これは加入になっているそうなんですが、回覧板に協力をしているわれわれ市民全体の保険の加入はなっていないということもお聞きしました。ぜひ当初予算には、市民も回覧板には協力しておりますので、そういう保険は市の金でしていただきたいというお願いも入れて、私は今回のこの18年の一般会計の決算には十分賛成できないので、反対討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成発言を許します。ありませんか。22番、草柳議員。 ◆22番(草柳寛衛君)  22番です。 本市の初めての決算で、本市の財政運営にあたっては、市税はじめ財源の確保、行政改革を推進する中で、歳出の徹底した見直しということで、私は賛成といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより認定第2号を採決します。決算審査特別委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本案は起立によって採決します。認定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、認定第2号は認定することに決定しました。 次に、認定第3号「平成18年度南島原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 私は、認定第3号「平成18年度南島原市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」反対討論をいたします。 今回、合併して住民が一番不満を漏らされたのが、国保税の引き上げでした。国保税が高いということで、どのように調整されたのか私はあまり分からないんですが、滞納額が約4億7,000万あります。不納欠損額が1,475万ほどありますが、それによってでも黒字となっております。徴収額が高いということは、収入額は高いということは、これは国保税の引き上げ、国保税が住民に負担を強いているというふうに、私は解釈しております。 これは国の方から合併して、平成の大合併対策として国民健康保険広域化等支援基金ということで、合併によって保険料が上がる市町村に資金を貸すこと、負担の急増を防ぐ目的で設けたと。平成14年から各都道府県に設定されて、国と都道府県が補助金を出し合い、300億円の基金を設けていると。会計検査員は、国費を出して基金の利用がなかったということは好ましくないということで、必要性とか再検討を厚生労働省に求めておりますということなので、今でも滞納は「高過ぎるから」という声もありますので、今後こういう基金を利用することによって、住民に……国保税の高い……これを少し引き下げていただいて、それから滞納の防止ですかね、そういうことには協力をいただいて、住民と納得できるような予算を立てていただきたいと。保険税の調整をもう一度見直していただきたいということで、今回はこれに反対をいたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。(「議長、反対です」という桑原議員の声あり)27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番です。 賛成がないようですが、私は反対の討論をいたします。 国民健康保険税のあまりの高さに、市民は納めたくても納められない、収入の1カ月分以上が国保税で持っていかれる、悲鳴を上げております。納付状況を見ても、国保税の高さを証明しております。 市民税の徴収率が97.8%であるのに対し、国保税は94.7%、約3%も低い納付率にとどまっております。過年度の延滞分を超えた滞納額は4億7,000万円に達し、徴収率は83%弱で、滞納率は17%近くにもなっております。世帯の滞納者は1,531世帯で、加入世帯の11.5%、10件に1件以上が滞納している状況であります。しかも、この滞納は世帯数でも滞納額においても、大きく増加する傾向にあります。 国民健康保険税が高い最大の原因は、国の無責任さにあります。国民健康保険法第4条は、国の義務を定めて、国は国民健康保険の運営が健全に行われるように努めなければならない、そのように義務づけているにもかかわらず、国はこのような状況を放置し、それどころか医療費の45%を国が負担していたにもかかわらず、これを38%に減らしたところに、国保税を大幅に引き上げられた最大の原因があります。 国の負担金をもとの45%に戻させるだけで、国保税は大幅に引き下げることができます。大儲けを上げている大企業、大金持ちから儲けにふさわしい税金を取り、ムダな大型公共事業をなくし、世界で2番とも3番とも言われる軍事費にメスを入れ、アメリカ軍への何兆円という莫大な軍事費援助などをやめれば、財源は十分出てまいります。しかし当面、南島原市の決断次第でも、国保税の引き下げはできます。 今、南島原市の国民健康保険会計には、12億6,000万円ものため込み金があります。今のままでは滞納がどんどん増えるばかりです。この12億6,000万円のため込み金を活用し、少しでも国保税の引き下げを図り、高い国保税に苦しんでいる市民の家計を少しでも楽にするべきではないでしょうか。 そういう姿勢が18年度国保会計に見られません。したがって、決算認定に反対をいたします。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより認定第3号を採決します。厚生委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本件は起立によって採決します。認定することに賛成議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、認定第3号は認定することに決定しました。 次に、認定第4号「平成18年度南島原市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより認定第4号を採決します。厚生委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本件は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、認定第4号は認定することに決定しました。 次に、認定第5号「平成18年度南島原市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより認定第5号を採決します。厚生委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本件は委員長の報告のとおり認定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、認定第5号は認定することに決定しました。 次に、認定第6号「平成18年度南島原市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより認定第6号を採決します。厚生委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本件は委員長の報告のとおり認定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、認定第6号は認定することに決定しました。 次に、認定第7号「平成18年度南島原市宅地開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について」討論を行います。 討論は、初めに認定することに反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより認定第7号を採決します。総務委員長の報告は認定すべきであるとするものです。本件は委員長の報告のとおり認定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、認定第7号は認定することに決定しました。 次に、日程第39、発議第15号「道路特定財源確保に関する意見書の提出について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。小嶋光明議員。 ◆7番(小嶋光明君) (登壇) 発議第15号「道路特定財源確保に関する意見書の提出について」、上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項の規定により提出します。 平成19年12月13日、提出者 南島原市議会議員 小嶋光明、賛成者、同じく梶原重利、同じく白髭貞俊。 提案理由として、道路特定財源を一般財源化すると言われているが、本市にとっては島鉄の廃止問題もあるように、公共交通は衰退をし、地方に住む人にとって自家用車が唯一の移動手段である。そういう事情を考えると、道路を整備しないとますます過疎化が進み、身動きが取れなくなる状況であるので、道路特定財源として確保していくべきだということ。本市でも実際にこの財源を活用し事業をやっている。そういう観点から、意見書を提出するものです。 以上でありますが、提案の趣旨をご理解いただき、議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(日向義忠君)  発議第15号は、会議規則第37条第3項により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、発議第15号は委員会付託を省略することに決定しました。 これより質疑を行います。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番ですが、突然出されたこの議案は、すぐやれというのは、あまりにも残酷過ぎると思うんですよ。しばらくこの発議に対する考えをまとめたいと思いますので、若干の休憩を要求したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(日向義忠君)  3時15分まで休憩します。     午後2時57分 休憩     午後3時15分 再開 ○議長(日向義忠君)  再開いたします。 これより質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで質疑を終結します。 これより討論を行います。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 私は、道路特定財源確保に関する意見書に反対の討論をいたします。 道路特定財源は自動車に係わる税金で、法律などで使い道が道路建設に限定されている税収の仕組みであります。自動車のガソリンにかかる揮発油税、車検の時にかかる自動車重量税、自動車を取得した時にかかる自動車取得税などがそれで、国・地方合わせて6兆円の規模になります。 毎年この巨額の税収を使い切るために、不要不急のムダな公共事業が膨らんでおります。この制度を改め、普通の税金と同じように使い道を限定せずに使えるようにするのが一般財源化であります。 日本共産党は1977年以来、道路特定財源方式をやめるべきことを主張してきました。今日の車社会は、交通事故、大気汚染をはじめ大きな社会的な負担・コストをもたらしています。ですから、自動車に関する税金だからといって、道路整備だけに使い道を限定する理由はありません。 今、全国では地方鉄道やバス路線の廃止が相次いでおります。わが南島原市は、島原鉄道の南目線廃止問題で悩んでいます。わずか1億3,000万円あれば廃止せずにすみます。道路建設だけに6兆円も使わず、一般会計にこの財源を投入し、わずかその100分の1、1,000分の1でも線路の維持補修などに補助金を出せば、全国の過疎地の鉄道継続は十分可能となるでしょう。 道路特定財源が確保されたからといって、島原半島に使われるという保証はありません。毎年この巨額の税収を使い切るために、不要不急のムダな公共事業が膨らんできております。この財源を一般財源に組み入れて、本当に必要な島原半島南部などの地方の道路建設や過疎地の鉄道の維持、教育や社会保障を含め、自由に使えるようにすべきだと考えます。それが南島原市民の要望実現への近道だと私は考えます。 以上が道路特定財源制度の確保に関する意見書に反対する理由であります。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  発議第15号「道路特定財源確保に関する意見書の提出について」賛成の立場で討論をいたします。 この道路特定財源につきましては、皆さん方もご承知のとおり、やはり地方の道路整備を重点的かつ計画的に進めていく上では大切であります。そのためにも、どうしても確保しなければなりません。そしてまた、地域の活性化及び安全・安心の確保のためにも、あるいはまた環境保全と豊かな生活環境の整備のためにも、道路整備は必要であります。 また、本市におきましても、この道路特定財源が、いわゆる皆さん方もご承知のとおり、市道の陣場線改良事業、これは南有馬でございますが、これは事業費5,000万の中で補助率55%、市に入ってきていますのが2,750万円が市に財源として入ってきております。あるいはまた、市道町早崎循環線改良事業、これはいわゆる事業費が6,800万の中で、これは補助率が55%で3,740万円、これが市の財源として入ってきております。あるいはまた、県の振興局管轄ではいわゆる県道の小浜北有馬線の改良事業、これが約5億5,000万ほどありますけれども、この55%が県に入ってきております。あるいはまた、一般県道であります雲仙有家線の交差点改良事業、これは有家町の桜町ではありますけれども、ここにも約2,300万ぐらいが県に改良事業として入っております。あるいはまた、口之津貝瀬におきましても、ここでもやはり県に入ってまいっております。 また、長崎県下全体を見てみましても、長崎県には道路特定財源としていわゆる約590億、これは国が施行するのは153億、県が311億、市町に126億、合計の590億がいわゆる国の含めたところで長崎県に入ってきております。 こうしたことから、やはり本市におきましても、道路整備はまだまだ不十分であります。やはり産業の振興のためにも、道路整備の促進をしていかねばなりませんし、そのために財源が非常に乏しい本市にありましては、やはり道路整備をする上では、この道路財源の特定財源の確保は必要であります。 そうした意味から、ぜひ確保することに意見書の提出について、私は賛成の立場で討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。反対意見ですか。はい。 ◆16番(高木和惠君)  16番、私は反対討論いたします。 別に道路の確保に反対するわけではありませんが、島鉄の廃止をもうあきらめてですよ、私はまだ島鉄あきらめておりません。1億1,000万という金額は出ておりますけれども、これを現金でやれということでもないと思います。もう少しこの島鉄廃止には議会が力を出して、この道路のことよりもそういうことも入れて、私はそういう気持ちがありますので、反対ということにいたします。(発言する者あり)最後まで聞いてください。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。21番、山本議員。 ◆21番(山本芳文君)  私は南島原市民として、市民の代表として賛成意見を言わせていただきます。 この南島原市の発展のためには、どうしてでも高規格道路島原3県架橋が必要であります。このガソリン税等目的税、これを廃止すること、一般財源に入れることについては、私は非常に疑問を抱いておりました。この、まだ南島原市には道路が必要だということで、私は賛成の意見といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより発議第15号を採決します。本案は起立によって採決します。原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、発議第15号は原案のとおり可決されました。 日程第40、閉会中における委員会の所管事務・調査に関する申出についてを議題といたします。 各委員長から、会議規則第103条の規定によって、お手元に配布しておりますとおり、議会閉会中の所管事務・調査の申し出があっております。お諮りします。委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  ご異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることに決定しました。これで本定例会の会議に付された事件はすべて終了しました。閉会前に市長よりあいさつの申し出があっておりますので、これを許します。市長。 ◎市長(松島世佳君)  閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 このたびの議会は、去る12月4日から本日までの18日間にわたりまして開かれましたが、議員の皆様におかれましては、本会議並びに各委員会を通じまして、終始熱心にご審議をいただくとともに、提出いたしました議案につきましても、それぞれ適正なご決定を賜り厚くお礼を申し上げます。 この際、会期中の主な動きにつきましてご報告を申し上げます。 今議会の一般質問でも申し上げましたが、市立の保育所、幼稚園、養護老人ホームの経営の見直しにつきましては、先般、二つの検討委員会からそれぞれ答申をいただきました。 それを受けまして、市といたしまして、基本的な考え方を決定し、先日、議員の皆様にも議会全員協議会でご報告をしたところでございます。また、このことにつきましては、市民の皆様にも広報紙の1月号でお知らせすることといたします。 また、見直しの対象となる八つの施設の保護者の方をはじめ、関係者の皆様には1月中旬にも直接、担当職員がそれぞれの施設に出向き、説明会を開催することといたしております。 市といたしましては今後、答申を踏まえまして、細部の検討を行い、3月までには最終方針を決定し、できるだけ早く作業に着手してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様には特別のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、国における地方税偏在是正策についてでございますが、国においてはかねてから議論のあった都市と地方の税収格差を是正するため、今般その枠組みを固め、平成20年度の税制改正に盛り込むとの報道がされたところでございます。 その枠組みとは、消費税を含む税制の抜本改革を行うまでの暫定措置ではありますが、都道府県税である法人事業税から、その半分程度に相当する約2.6兆円を分離し、新設する地方法人特別税という国税に改めた上で、これを財源に国が人口と従業者数を基準に地方法人税特別譲与税として都道府県に再配分するというものでございます。 この是正策で、例えば東京都で約3,000億円、愛知県で約400億円程度税が減収することにより生じた4,000億円規模の財源を、地方交付税の特別枠として、条件不利地域などの市町村に、その半分以上を重点配分する方針と伺っております。 本市におけるその影響額は、まだ把握するに至っておりませんが、平成20年度の予算編成においては、このことをしっかりと反映させ、住民福祉の一層の向上に努めてまいりたいと考えている次第でございます。 入札方式の一部改正についてでございますが、昨今、全国的に入札制度の改革、見直しなどが叫ばれております。 そこで、本市におきましても、時代に即応できるよう研究、協議を重ねながら、入札制度の改正、見直しを検討いたしました結果、12月から入札におきまして、入札制度の一部改正を行うこととし、パソコンを導入し、予定価格などのランダム化方式を採用することといたしました。 これによりまして、入札の透明性、公正性をさらに向上させることができ、また適正な価格競争により、品質と安全性を確保するとともに、業界の景気浮揚にも大きく貢献できるものと期待をいたしております。 なお、今回の改正につきましては、去る12月5日、関係業界の方々に説明会を開催し、また12月10日の議員全員協議会におきましても、議員の皆様方にご説明を申し上げ、ご理解とご協力をいただいているところでございます。 今後とも、入札制度のあり方につきましては、時代の流れに応じ研鑽を重ね、改正すべきは改正し、見直すべきは見直す姿勢で対応してまいりたいと考えております。 成人式についてでございますが、平成20年南島原市成人式につきましては、来年1月4日金曜日午後2時から、ありえコレジヨホールで執り行います。 議員の皆様には、先般ご案内をいたしておるところでございますが、ご臨席いただき、新しく成人となられる若人704名の門出を祝福くださいますよう、お願いを申し上げます。 次に、出初め式についてでございますが、また平成20年南島原市消防出初め式につきましては、来年1月5日土曜日午前10時から、深江中学校グラウンドにて執り行います。 新年の初めにあたり、市民の生命、財産を守るため活動している市消防団員が結集し、その雄姿をご披露いたします。 議員の皆様には、先般ご案内をいたしているところでございますが、ぜひともご臨席をいただき、激励くださいますよう重ねてお願いを申し上げます。 次に、国指定史跡「日野江城跡」の無許可現状変更に係る関係者の不起訴処分についてでございますが、一昨日、テレビ等により、国指定史跡「日野江城跡」の無許可現状変更に伴い、文化財保護法違反及び廃棄物処理法違反容疑で書類送検されていた元北有馬町長及び建設会社関係者2名を、長崎地方検察庁が不起訴とした旨、報道されたことは、既にご承知のことと存じます。 市といたしましては、文化庁をはじめとする関係各方面へ多大なご迷惑をおかけしましたことを厳粛に受け止めております。 今後は、一昨年11月の事件発生以降取り組んでまいりました関係者の文化財を守る意識の確立や、文化財を確実に保護する体制の整備などを一層推進し、再発防止に努めるとともに、世界遺産登録に向けて保存整備を進めてまいります。 このほか、会期中に皆様からお寄せいただきました数々の貴重なご意見、ご提言などにつきましては、今後の市政に反映させてまりいたいと存じますので、引き続き皆様のご協力をお願いを申し上げる次第でございます。 本年も、あと10日あまりとなりましたが、日々寒さが厳しくなる中、皆様方におかれましては多忙なことと存じますが、どうかくれぐれもご自愛の上、ご健勝にて輝かしい新年をお迎えになり、ますますご活躍いただきますよう心からお祈りを申し上げます。 終わりに、報道関係の方々には、会期中、終始市議会の広報についてご協力を賜りありがとうございました。この機会にお礼を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。 ○議長(日向義忠君)  私からも一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様には、18日間大変ご苦労さまでございました。今年も残すところあと10日になりました。今年度を振り返ってみまして、一番大きな事業は、7月1日の行革じゃなかろうかと思っております。 それにつきましては、8庁分庁式を3庁分庁式にし、また加津佐、口之津あたりの農業者、漁業者は有家で済むようになり、また深江、布津の方は、福祉につきましては有家にするということで、行革、大変意義あるんじゃなかろうかと、かように思うところでございます。 それにつきましても、また議会といたしましても、財政が一番行政とともに難しいということで、昨年の暮れのこの12月議会の最終日に、経常比率が101%で、民間にすればもう会社は倒産じゃないかなというような状況であるということを、私、申し上げた次第でございます。 今年度、経常収支比率が92%になったということは、私たち議員といたしましても、また市民の皆様方の温かいご協力のたまものだと深く感謝申し上げる次第でございます。 また、来年4月より、市長、副市長、教育長、3役がこぞって給料減俸をするということでございます。その点について、議会からもいろいろな人がどうしたらいいかというご相談もあっております。 議会について、その問題の時に話をいたしたわけでございますけれども、他の議会におきましては、費用弁償、そして政務調査費を私たちはもらっていないということをお話しいたしましたわけでございますけれども、その点についてまだ分からない方がいらっしゃったということで、きょうここにもって報告をする次第でございます。 そういうことで、今後、平成20年が南島原市にとってすばらしい年でありますことを祈念申し上げまして、私のごあいさつに代えさせていただきます。どうもお疲れさまでした。 以上で、平成19年第4回南島原市定例会を閉じます。     午後3時35分 閉会上記、会議録を調製し署名する。 南島原市議会議長     日向義忠 会議録署名議員     吉岡 巖 会議録署名議員     浦田 正...